江戸時代末期の安政3年(1856年)に創業、喫茶席もある和菓子と甘味の店。原料本来の味わいを落とさないために保存料を使用せず、繊細な職人技で人の手で作ることにこだわっている。
伝統のせいろ蒸し製法で作る、国産米粉を使った「ういろ」は、モチモチした食感が特徴で、北海道十勝小豆の自家製の粒餡をふんだんに混ぜ合わせた滋味豊かな「小豆ういろ」、米粉の風味をそのままに仕上げた「白ういろ」、
沖縄の黒砂糖を使用した「黒ういろ」、地元西尾産の抹茶をふんだんに使った「挽き茶ういろ」、伊豆産の桜花の塩漬けををすりつぶして漉しいれた野趣あふれる「桜ういろ」の味わいがある。
秋から冬は代表銘菓はサツマイモがごろごろと入った野趣あふれる「芋ういろ」。鹿児島産のサツマイモ・紅アヅマを主に使用して、薄力粉と沖縄産の黒砂糖を入れて、蒸しあげた、しっとりういろ。生のサツマイモをそのまま蒸した、日持ちしない当日限りだからこそのおいしさ。
店内で併設している甘味喫茶では、生菓子付の抹茶をはじめ、春は伊豆産の天草で作ったもっちり寒天を使った「あんみつ」、夏はひんやりおいしい「かき氷」、
秋は沖縄産の黒蜜ときなこ餅をまぶして食べる「わらび餅」、冬は十勝小豆を銅釜でじっくり煮込んだ「ぜんざい」と四季折々の味わいを楽しめる。粒あんや求肥、白玉団子やわらび餅まで手作り。
カキ氷は通年食べることができて、味は宇治・イチゴ・オレンジ・梅蜜(あおうめ)・せんじ・黒糖蜜の6種類。トッピングにアイスクリーム・ミルク(練乳)・金時(ぜんざい)・かんてん・白玉・わらび餅を付けられる。
ところてんは、赤味噌だれとわさび・のり・ごまが絶妙なオリジナルメニュー、赤味噌ところてんも。
完全禁煙