昭和8年(1924年)創業、三河一色産のうなぎを使った櫃まぶしの釜飯の名店。老舗の雰囲気ある民家のような佇まいで、店内は完全個室のお座敷が3室のみ。和の空間で、ゆったりとした時間が過ごせる。
「うなぎ釜めし(釜まぶし)」の知名度は名古屋でも高くないが、元祖である蓬莱のファンは多く、芸能人も多数来店している。釜飯のため、櫃まぶし特有のパリパリ感はなく、関東風のセイロ蒸しした蒲焼きのよう。
継ぎ足して使われている秘伝のタレが、釜で炊き込まれることでご飯に染みこみ、釜特有の芳ばしいお焦げも楽しめる。
食べ方は櫃まぶしと似ていて、まずは秘伝のタレをかけた釜をよくかき混ぜて、1膳目はそのままか山椒をかけて、2膳目は刻みネギやわさび等の薬味をのせて、3膳目はお焦げもよそって、薬味とだし汁をかけてお茶漬けにして、最後はお好みで食べる。
うなぎ釜めしの他にも、とり釜めし、やさい釜めし、えび釜めし、冬季限定でかき釜めしもそろう。うなぎ長焼き、うざく、う巻といったうなぎの一品料理もあり、うなぎ料理を堪能できる。