昭和9年(1934年)創業の老舗の麺処「めん類 御食事処 朝日屋」。老舗らしい昔ながらの純和風の店は、きしめん、うどん、そば、丼、定食と驚くほどメニューが豊富。地産地消を心がけ、伝統の味と丁寧な手仕事を守りつつ、新たな名物も開発している。
ノーマルの「きしめん」は、ムロアジなどで取ったダシを使ったツユに、定番のカマボコと油揚げ、ホウレン草の具材がのる。麺は1.5倍の幅がある太麺タイプに同価格で変更できて、小麦の香りやコシがあるモチモチっとした食感をより楽しめる。
「お好みきしめん」にすると、きしめんに、生卵とネギ、天かす、鰹節、海苔と、お好み焼きの具材が付き、食べながら味の変化を楽しめる。
人気は「鉄板ナポリタン」のようにも見える、熱々の鉄板の上でジュウジュウと音を立てるオリジナルメニューの「焼き太きしめん」。焼肉のタレで味付けされた幅広きしめんに、シャキシャキの野菜と肉、麺の下には薄焼き卵がしかれている。
タレは2種類の醤油にニンニク、唐辛子などを加えた自家製焼肉ダレ。甘辛いタレが具材の豚肉や玉ネギ、ピーマン、モチモチの幅広麺にしっかりと染みていて、旨みがジュワッとあふれ出す。
トッピングの桜エビと糸カツオのフワリとした風味が、後を引く美味しさのポイントに。さらに下にしかれた卵を絡めると、マイルドな味わいになる。